わきが多汗症研究所……わきが・体臭・多汗 心と体の研究室

老人介護でのニオイ対策

  ☆体臭や口臭・汗等はあなたの体調のバロメーター

  “におい”から健康をチェックする

 

「近ごろ体臭や口臭がきつくなったようだ」

「寝汗やどっと汗をかくことが多い」

「尿や便がことさらくさい」

など、お年寄りのこんな変化に気づいたら要注意。持病がちょっとしたことで進行していたり、ときには重大な病気の前ぶれとして現れたりすることもあるからです。自分では気づきにくいお年寄りも多いので、周囲の人が気をつけてあげましょう。

お年寄りの気持ちに

配慮しながら観察する!

 お年寄りの部屋に入ったとたん、ものもいわずにすぐ窓を開け放つ。いきなり消臭剤を部屋中にスプレーする・・・。悪意はなくても、お年寄りの心を傷つける行為です。

 それでなくてもお年寄り、とくに療養中の人は周囲の手を借りながら生活していることを、心の負担に感じているものです。そのうえ、身近な人がこんなしぐさをすると、自分の体臭のせいで迷惑をかけていると思いこみ、ますます自信を失い、心を閉ざしてしまうことさえあります。これでは誰のためのお世話かわからなくなります。

 お年寄りにとって、自分が丸ごと受け入れられているという安心感が、何よりの励みになります。周囲の人たちは、そのことを肝に銘じ、お年寄りの尊厳を傷つけるような言動は慎みましょう。

★体臭…体臭は 気にするほど 強くなる 

 

  お年寄りには特有の体臭があります。「加齢臭」「老人臭」などといわれるもので、50歳ごろから誰にでも起こってきます。

 この正体は、老化物質である「過酸化脂質」が、やはり加齢によって増加する脂肪酸を酸化させて発生することがわかりました。原因となるにおい物質が判明したことで、これを消す石けんやスプレーが市販されていますから、上手に使えば予防することができます。

 さらに、もっとよく効く方法もあります。それは、体臭をあまり気にしないことです。なぜなら、加齢臭の原因である過酸化脂質は体の中に「活性酸素」が生成されることによって増加します。その活性酸素ができる最大の原因は、ストレスなのです。体臭を気にして周囲に気をつかえばつかうほど、ストレスが強くなって、加齢臭も増します。ですから、みぎれいにすることさえ心がけていれば、それ以上気づかう必要はないのです。

 

★汗…体臭や汗の変化は体の中の変化を物語る

 

  ただし、お年寄りの体臭をすべて加齢臭ときめつけるのは危険です。

 肝臓や腎臓の働きが弱ってくると、汗や尿にアンモニア臭が混じるようになります。また、糖尿病や甲状腺の病気では、汗臭さが強くなります。パーキンソン病の治療薬を飲んでいる人は、動物性脂肪をとりすぎると、皮脂腺が刺激されることから体臭がきつくなることもあります。

 こうしたことを知っていれば、体臭の変化から、主治医に病気のチェックや病状の進行などを調べてもらうきっかけにもなります。

 においだけでなく、汗にも注意を払いましょう。寝汗が多くなったり、一時的にどっと汗をかいたりするような場合には、糖尿病などの持病が進行していたり、心臓病の疑いがあったりします。

 ことに、汗の出方が体の左右で差があったら、警戒信号です。汗はふつう、顔でも体でも左右同じように出てきます。ところが、左側だけとか右側だけに汗をかくという場合は、脳梗塞の前ぶれ症状である可能性があるからです。大きな発作を防ぐために、早めに検査を受けて下さい。

 

唾液をよくだせば口臭は予防できる

(1)朝起きたら会話をする

(2)朝食は、ゆっくりとよく噛んで食べる。おしゃべりを楽しみながらの食事は、さらに唾液の分泌をよくする

(3)脳梗塞の後遺症でマヒがあるお年寄りにとって、唾液をだす訓練は全身を活性化することにもつながる。

(4)食後の歯磨きも忘れずに行う。ときには舌もきれいに(指にガーゼを巻いて拭き取るなど)。

★口臭…唾液が減ると、口臭が強くなる   

 

  口臭は、唾液と深い関係があります。唾液が出ていれば、たいていの口臭は抑えられます。唾液の役目の一つに殺菌作用があるからです。ただ、朝目覚めたばかりのときや空腹のとき、緊張したときには、唾液があまり分泌されません。こんなときは誰でも、程度の差はあれ、口がにおいます。

 加えて、年を執ると唾液の分泌量が少なくなります。そのうえ、降圧剤や睡眠薬など、唾液の分泌を抑える抗コリン作用のある薬を服用していると、よけい唾液が出にくくなります。口がにおうのはこのためです。唾液をよく出すようにしましょう。

 気をつけなければいけないのは、病気が原因でにおう口臭です。もっとも多いのが歯周病ですが、体の病気が原因となることもあります。例えば、口とつながっている鼻や胃腸、肺などの病気です。また、糖尿病の人は甘酸っぱいにおいがしますし、尿毒症が進んでくるとアンモニア臭になります。これまでと少し違った口臭があるような場合は、こうした体の病気も疑ってみましょう。

 

★尿…水分補給と排尿はこまめに   

 

 オシッコくさいときは、まず、下着が汚れていないかどうかをチェックしてください。体から出たばかりの尿は、それほどにおわないものです。失禁した下着をそのままにしたり、ポータ

こんなときは水不足です!

(1)おなか、額、わきの下などをさわってみて、皮膚が乾燥してカサカサしている。

(2) 口の中が乾燥して、しゃべりづらそう。

(3)歯肉が渇いて、色の少しくすんでいる。 (4)ぼんやりしていて、好きな趣味にも興味を示さなくなる。

(5)意識がもうろうとしていて、ぼけを疑わせるようなことをいう。

 こんなときは、お年寄りが望むだけの量では間に合いません。さらにコップ1杯加えた量の水分を飲ませてください。

ブルの便器を使う場合に便と尿を一緒にしておいたりするこ

とでにおってきます。

 尿そのものがくさいというのでしたら、膀胱炎など尿路感染の疑いがあります。この場合は、トイレに通う回数が極端に多くなり、強いアンモニア臭がします。お年寄りは免疫機能も低下してきますし、糖尿病などの持病もいろいろ重なって、細菌に感染しやすくなるものです。早めに治療しましょう。

 何よりも大切なのは、予防です。お年寄りが膀胱炎になるきっかけは、主にオシッコを我慢することにあります。膀胱に尿がたまっている状態では、細菌がどんどん繁殖してしまいます。予防の第一は、水分をたくさんとって、こまめにトイレに通うことです。つまり、尿路の細菌を洗い流すのです。

 

水分補給には、排尿しやすい環境づくりも

 水分の補給は、尿路感染症の予防のためだけでなく、お年寄りにとって至上命令です。

 人間は、動かなくても知らないうちに汗をかいています。寝ている間にもです。それだけで一日に1リットルから2リットルもの水分を失います。さらに、お年寄りが服用している降圧剤の中には、利尿作用のあるものもあります。それに見合うだけの水分補給をしないと、血液がソースのように濃くなって、脳や心臓の細い血管を通りにくくなります。その結果、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気につながるのです。

 ところが困ったことに、お年寄りは体が水分不足になっていても、喉が渇いたことを自覚しにくくなります。ですから、喉が渇いていなくても、意識して水分をとらなくてはいけません。汗をかいたときはもちろん、朝起きたとき、外出する前後、寝る前と、ことあるごとに水分を補給するようにします。これは季節を問わず、一年中必要なことです。

 問題は、トイレの回数が増えたり、失禁をしたりして周囲の手を煩わせたくない、と意識的に水分の補給を避けているお年寄りが多いことです。そこで大切なのが、排尿しやすい環境づくりや、さっと排尿体制に入れる衣服の工夫、あるいは失禁用の介護用品を活用するなどして、お年寄りが排尿しやすいように整

えてあげることです。ふだんから失禁しやすい人の中には、前立腺肥大など治療すれば改善することができる場合もあるので、一度、泌尿器科に相談してみてください。

バランスのよい食事で

においも気にならない

(1)腸の中にすみついている善玉菌を元気に育てる→大豆、ゴボウ、アスパラガス、玉ネギ、蜂蜜など、オリゴ糖をたくさん含む食品を積極的に食べる。

(2) 腸の中の悪玉菌を追い出す→豆類や海草類などの、食物繊維をとる。

(3 )動物性脂肪(肉、バター、チーズなど)をとりすぎない。

(4)何よりのおすすめは「全体食」→和食を中心に、素材を丸ごと利用した料理を。

 

★便…便のにおいは食生活を見直す きっかけに

 

 便のにおいは、食事の内容や食べ方、心の健康など、実にいろいろなことを知らせてくれます。

 もともと便は、単なる排泄物ですが、

 

(1)食事をよく噛まずに飲み込む

(2)心にストレスを抱えていて、消化酵素がうまく働かない

(3)腸が汚れていて、有害な菌が多くすみついている

 

などの原因によって“腐敗物”に変わるために、ことさらくさくなるのです。

 こうしてみると、楽しい雰囲気の中で、ゆっくりよく噛んで食べることの重要性を改めてわかっていただけると思います。

(3)について、少し説明を加えておきましょう。私たちの腸の中には、善玉菌と悪玉菌がバランスを保ちながらすみついています。ところが、加齢とともに悪玉菌が勢力を増してきます。体調の悪いときにも、悪玉菌が増えてきます。そのため、加齢とともに便がくさくなるのです。

 


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