わきが多汗症研究所……わきが・体臭・多汗 心と体の研究室

ニオイの発生源

 


 においの悩みを解決する第一歩は、においの発生源と原因を正しく知ることです。

 たしかに、においは空気のようなもので、つかみどころがありません。しかし、ちゃんと発生源もあれば、原因もあります。

 タバコくさい、化粧くさいということならば、原因も発生源も明白だし、それらをやめるなり、丁寧に歯を磨いたり、洗顔をすれぱ、解決もできます。

 だが、身に覚えのない体臭や口臭は、発生源、原因ともに不明なことがあります。ワキガなどのように、発生源はわかっていても、正しく原因がわかっていない場合もあるのです。

 どんなに毎日入浴しても、におい消しのパウダーやスプレーを多用しても、一時的なもので、しばらくすると、まだにおってくる。トイレ用品のコマーシヤルではありませんが、“元を絶たなきやダメ”というわけです。

 参考までに、においの主な発生場所と、一般的な原因をあげてみます。  

 

【頭】

 髪がくさいといいますが、適度なにおいは、異性を魅きつける力をもっています。 す。頭部は代表的な皮脂線の発達部分で、頭皮表面に分泌されだ皮脂に細菌類がついてにおいを発するわけです。このにおいそのものが、異性に対するセックス・アピールとなる要素をもっています。動物が、よくにおいをかいで異性を求め合う姿を思い出してください。

 だからといって、あまりにおいが強くなると逆効果。とくに脂性の人はにおいが強くなりやすいので注意が必要です。

 また、頭髪は周りのにおいを吸収しやすく、さらに吸収したにおいを発散させる性質をもっています。タバコをすう人はヤニやニコチンのにおいがしますし、強いにおいのする場所に一定時間いれば、そのにおいが移ります。

 

【耳】

 耳からイヤなにおいがするようなら、すぐに耳鼻科医にいったほうがいいでしょう。いわゆる耳だれのにおいによることが多いからです。

 外耳炎の場合は、痛みや発熱などですぐに異常に気づきますが、慢性の中耳炎の場合など、そうした症状が出ない場合があります。極端な場合は、中耳腔に膿がたまり、鼓膜を通して外耳に少しずつ流れ出るため、独持なにおいを放つこともあります。

 耳あかがたまり過ぎた時も、においが出ることがありますので、耳は清潔に保ちましょう。  

 

【鼻】

 誰もが知っていることですが、蓄膿症にかかると、人によっては強いにおいを放ちます。鼻の周りの骨の空洞部(鼻腔)に炎症がおき膿に似たくさい鼻汁が出るためです。

 蓄膿症の人には、口臭の強い場合も多い。これは、鼻がつまって口で呼吸をすることから、唾液が乾き、口内の自浄化作用が抵下するためにおこるにおいです。  

 

【口】

 口臭については、じつにさまざまな原因があります。

 誰もがにおいを放ちうる可能性のある口臭は、生理的口臭といいます。たとえば、朝起きた時などは誰しも口臭があります。寝ている時は唾液の分泌量が少なくなり、口の中が乾いて、殺菌力が低下してしまうため、食べ物のカスなどが分解・発酵してにおいが出るのです。

 空腹時や食欲不振時、神経の長時間の緊張、女性の生理時、老人性の唾液滅少、唾液腺疾患、ストレスなども、唾液量を滅少させて、口臭の原因になります。

 また口臭は、ロ腔内炎症、呼吸器系の疾患、内臓の疾患によってもおこります。これらは生理的口臭とは分けて、病的口臭といいますが、詳しくは別項でふれます。

 ニンニク臭やタバコのヤニ臭、酒くさいにおいなどは、いうまでもなく、飲食物、嗜好品によるものです。  

 

【ワキの下】

 いわずと知れだ悪臭の代表といわれるワキガのにおい。周りの人も気になります。それ以上に、本人が地獄にいるような思いをするのが、このワキガです。

 ワキの下には、アポクリン腺(大汗腺)と呼ばれる分泌腺が集まっています。このアポクリン腺からは、特殊なにおい物質が分泌されます。したがって、誰しもが大なり小なり、ワキの下はにおいます。アポクリン腺から分泌されるにおい物質こそ、本来、異性を魅きつけ、性欲を高めさせるにおいそのものなのです。その働きは、頭部の分泌物のにおいなどの比ではありまぜん。

 アポクリン腺は、ワキの下、生殖器周辺、肛門周辺などにとくに多く、乳首、まぶた、唇周辺にも多くみられます。一般的に、体毛が密生している部分に多いのが特徴といえます。体毛には、においを吸収して、拡散させる働きのあることを考えあわせれば、アポクリン腺から分泌されるにおいの本当のネライは、異性へのセックス・アピールであることがわかります。

 ところが、ジャコウのにおいと同じで、ワキの下のにおいも、強すぎると悪臭と化してしまうのです。

 人によっては、このにおい物質をより多く、より強いにおいをもって分泌してしまうことがあります。これが一般にいわれるワキガです。このにおい物質が、皮脂腺から分泌される脂と混ざり、さらに細菌が繁殖するようになると、よりいっそう強烈なにおいに変化するのです。少しでも弱いにおいに留めておくためには、清潔が第一です。  ワキガを根治させるには、今のところ手術によるしかありません。後ほど、さらに詳しく説明します。  

 

【生殖器】

 生殖器にもアボクリン腺が多く見られ、ここから分泌されるにおい物質のにおいをシモワキガといいます。恥垢とあわさってにおいは強くなりますが、入浴によって、このにおいはほとんど消えます。

 女性の場合、カビの一種であるカンジタによる膣炎や、トリコモナスという原虫による腟炎によっても悪臭を放つようになります。とくに主婦がかかりやすいので、要注意です。

 また、病気とはいえませんが、腰気や生理時にもにおいが出ます。悪臭とは限りませんが、女性にとっては気になるにおいです。  

 

【足】

 通気性の悪い靴下をはいだり、ほこりや汗のたまっている靴をはくと、特殊なにおいがします。汗や皮脂がカビや細菌の働きによって発酵したにおいです。多汗症や脂性の人からはとくに強いにおいがします。

 

 

 このように、人間は頭のてっぺんから足のつま先まで、いたるところににおいの発生源 があります。誰もが、何らかのにおいを発しているのです。

 

 


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