わきが多汗症相談室

わきが多汗症手術わきが治療・対策体臭予防多汗症治療デオドラント剤

副乳多汗症の手術による減汗効果


投稿者名:ATGC

タイトル:手術をすべきか迷っています


 

こんばんは。22歳の学生、女性です。

 

私は小さい頃からわきが・多汗症です。
耳垢も湿っていますし、父もわきがです。
でもそのことで悩んではいません。
臭いも制汗剤などで押さえられる程度だからです。
しかし、多汗症には困っています。
脇の下の大量な汗は、冬は冷たくとても不快です。
いつも服が黄ばんでしまうため汗じみ用のTシャツが欠かせず、ノースリーブやおしゃれ着も着られません。
セーターやコートなど上着を何枚も重ねているためTシャツの脇部が乾かず、一日中不快さを我慢しています。
元々人と話をしたりするのも好きなので緊張するタイプではないし、何よりわきがや多汗症で困ってはいますが周囲の人々の反応を気に病んだことがないため、精神的な原因による発汗ではないと思っています。

 

今日ご相談したい事の一つは、手術をすべきかどうかということです。
できれば手術を受けたいのですが、学生にとって30万という額は簡単に出せる金額ではありません。
保険が適用される病院をいろいろ探しましたが、納得のいく治療やカウンセリングを行う病院を見つけることはできませんでした。
就職してからとも思いましたが、大学院のドクターコースまで進みたいと考えており就職するのはずっと先のことなので、それまでこの不快感から解放されないのかと思うとさすがにいやです・・・。
これから大学院の受験勉強で忙しくなるため、手術をするなら今(3年生の冬・春休み)しかないと思います。

 

もう一つは手術をするとしたら、で きれば多汗症だけでなくわきがも治してしまいたいのですが、私の場合どのような手術になるのでしょうか?
この記述だけでは得られる情報が少ないとは思いますが、大まかな治療の流れを教えてください。

 

ここでの相談は全部無料なのにも関わらず、皆さんの相談にこれだけ熱心に、丁寧に、頻繁に、お答えになっている様子を拝見して、感心するとともにこの先生なら信頼できると思いました。
手術は自分で決める事だということは百も承知ですが、先生のアドバイスを伺った上で考えたいと思います。

 

よろしくお願いします。

 

 

投稿者名:五味院長

タイトル:多汗手術に関する情報


 

ATGCさん。

 

大変理路整然とご自分の考えを説明できる方ですし、ご自分のことは全て理解されているようですので、あなたには医学的情報を提供するだけで、正しい選択ができることでしょう。

 

まず、あなたの腋下多汗症のタイプですが、Y・Yさんの「精神性発汗型多汗(エクリン腺多汗)」とは違い、「わきが型多汗(アポクリン腺多汗)」と思われます。

「わきが型多汗」は、腋下にアポクリン腺という汗腺が通常よりたくさんあって、アポクリン腺からの発汗が原因となるものです。
わきが臭との関係は、実はアポクリン腺は人によりその性質が異なるのです。
つまり、同じアポクリン腺でも汗より臭いを主体に出すものと、臭いより汗を主体に出すものがあり、後者のアポクリン腺はエクリン腺と形態が似ているため「アポエクリン腺」と呼ばれています。

 

もう一つ、あなたの場合には生理の前などに腋がなんとなく張れた感じがしたことはありますか?
もしそうなら「副乳多汗症」の可能性もあります。
副乳多汗症はわたしが最初に発見した腋下多汗の一種で、乳腺組織が腋の下にも存在するものです。汗腺組織は発生学的にはもともと乳腺から進化したものといわれており、特に腋下の副乳は特異的に発汗作用が強いのです。

いずれの場合も、手術法は基本的には同じです。

 

ただし、手術による減汗効果には差があります。
汗は、アポエクリン腺型>アポクリン腺型>混合型>副乳多汗>エクリン腺型 の順に減ります。
ですから、あなたが発汗がアポエクリン腺が主体のタイプであるとしたら、80%から90%の減汗が期待できるわけです。
アポクリン腺が主体のタイプでしたら70%から80%くらいです。

副乳多汗症は術前に診断することはまれで、通常、精神性発汗型という診断の元で手術を進めている過程で乳腺組織が偶然見つかり、診断できるのです。副乳があれば、当然摘出する必要があり、その結果、より多くの汗が減ります。

 

わたしが、体臭多汗手術が器械でなく、皮下を確認しながら行う「直視下手術」でなければならないことを主張しているのは、100%アポクリン腺を摘出する理由以外にも、このようなこともあるからです。
器械には目がありませんから、仮に「副乳」が存在しても見落としてしまいより多くの汗を減られる機会を失ってしまいます。

 

次に多汗症の治療とわきがの治療との関係ですが、わきが型多汗の治療をした場合にはアポクリン腺は当然100%摘出されるわけですから、結果的には「わきがの治療」も兼ねていることになります。

 

また費用のことですが、分割、やローンの制度、さらに学生さんには一時免除の制度もありますので電話にて担当者に直接相談してください。

 

手術後の通院や経過については、過去ログ(手術にについてはまとめました)に詳しく説明してありますので参考にしてください。


 

 

知りたい情報を効率的に探すためにサイト内検索をぜひご利用ください。

わきが多汗症研究所内
五味クリニックのサイト内

お探しの情報を入力して検索ボタンを押してください(複数のキーワード可)
例:多汗手術、電気凝固法、費用、制汗剤、体臭予防グッズ、頭臭……

 


わきが・体臭・多汗 心と体の研究室 五味クリニック附属 わきが多汗症研究所

〒169-0073 新宿区百人町1-10-12 TEL 03-3368-5126 

わきが多汗症研究所

わきが体臭多汗症の記事

わきが多汗症相談室

腋臭体臭多汗悩みの共有メール

腋臭ニオイ汗最新情報

ワキガ治療 五味クリニック

わきが手術相談室

わきが多汗症ブログ一覧