わきが多汗症研究所……わきが・体臭・多汗 心と体の研究室

気になる“におい”のメカニズム その2

 


他人に分かってもらえない悩み

 

  体臭で悩む人が初めて胸の内を明かすのは、たいていは親しい身内のようです。ところが相談相手の反応は、十中八九次のようなものです。

 

「気のせいじゃないの? 全然臭わないわよ」

「体臭ぐらいでくよくよするなよ」

「病気じゃないんだから」

「そんなことで悩むのはバカげているよ」

 

  体臭のことを気にしたことのない人にとっては、「たかが体臭」なのですね。その意味では、ごく自然な反応なのですが、意を決して悩みを打ち明けた側にとっては、大変なショックなのです。

 

 体臭が原因で周囲から避けられた、そんな拒絶にさらされた心に傷に、さらにその悩みを身近な人間すら分かってくれないという疎外感が上塗りされてしまうのですから…。

 

 それ以降、誰にも言えないままに、独り悶々と日々を重ねてしまい、より深刻な状況に追いつめられてしまう、といったケースもみられます。

 

 

生活の病がはじまる

 

  体臭の悩みが高じてくると、もっとやっかいな問題が生じることがあります。 「心の病」が「生活の病」へと態を変え、日常生活に支障をきたすようになるのです。

 

 近頃では、「クサイ」「キタナイ」などの、言葉の暴力を使ったいじめが目立ってきました。そのことがきっかけとなった登校拒否が増えています。体臭を気に病むあまり、対人恐怖に陥って何ヶ月も家に閉じこもってしまうことも稀ではありません。

 

 事態がここまでくると、体臭など些細で贅沢な悩みだと片づけるわけにはいきません。

 

 それはすでに身体の臭いの次元にとどまらず、もっと深く根を張り、当人の生きることの意味まで揺るがしているのです。いわば、「本当の悩み」になってしまったのです。

 

 

心療外科の出番です

 

 「心療外科」的アプローチがその真価をもっとも発揮するのが、あまたある悩みの中でも、この体臭の悩み、特にわきがの臭いについてなのです。

 わきがとは腋の下にあるアポクリン腺という汗腺から生じる特殊なニオイです。日本人は人種的にわきが体質の人は少ないということも、わきが臭が一般的に嫌われる理由であります。

 

 ところが実際には、本当はわきがではないにもかかわらず、「自分のわきがのニオイで人に嫌われている」と思いこみ、悩んでいる人が意外に多いのです。このように対人恐怖的に悩んでいる人を手術しても悩みは決して解消されません。

 

 正しい治療法とは、悩む人の話に耳を傾けるカウンセリングであり、対人関係にまで及んだ人間関係の悩みを人間関係によって癒すようなアドバイスなのです。

 

 一方、本当にわきが体質であるなら、原因であるアポクリン汗腺を手術によって取り除くことで、完全に治すことができます。

 

 このように形成外科的手技と精神医学的アプローチの両方を考慮しつつ、患者さんを診察することによって、適切な個別的治療法が選択できるのです。

 

 

 


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